【市原市】思いを乗せた秋の花火に感動!!5分間の花火プロジェクト「姉中花火~姉中生にエールを~」が開催されました。
2022年11月19日に市原市立姉崎中学校のグランドで花火が打ち上げられたそうです。情報提供頂いたのは、花火関係者の方。「御両親の子供達への思い出作りの花火のようで本当に真心のこもった花火の企画で最高に感動しました。」という言葉に早速姉崎中学校に取材に行ってきました。
姉崎中学校は、創立76年を迎える中学校です。明神小学校と姉崎小学校の生徒さんが姉崎中学校に入学してくるそうです。新型コロナウイルス感染症の影響で世の中の流れが変わり、姉崎中学校でも現3年生は本来4月の入学式が6月になったりと入学時から大変な思いをしました。また、1、2年生も小学校の頃から、いろいろと制限される学校生活を送ってきました。
行事が行われない学校生活でも子供たちの健気に毎日頑張っている姿を見て、PTA役員さんから「打ち上げ花火を見せてあげられないだろうか?」と提案がでました。PTA会長さんと副会長さんが中心となり学校と協力して、3年生にとっては最初で最後になる「姉中バザー」開催日に花火を打ち上げることを計画したということです。PTA主催で行われたプロジェクトの名前は「姉中花火~姉中生にエールを~」。それがこの素晴らしい「打ち上げ花火」です。
PTAと教職員さんで寄付を募って打ち上げた花火は5分間でしたが、生徒たちは奮闘して準備を進めてくれた皆さんに感謝をし「まさかこんな身近な場所で打ち上げ花火がみれるなんて夢のようです。」とお礼のあいさつをしたそうです。
今回の花火を打ち上げたのは、立石煙火製造所さん。親御さんの気持ちに感動をした立石煙火製造所さんもまた、生徒達の未来が輝くようにとゴールドの花火を多く打ち上げたそうです。
「花火の打ち上げも色々大変なことがありましたが、感染症対策をして実施したバザーも打ち上げ花火も、子供たちの為の一日にたくさんの方のご協力があった事に感謝しています。子供たちが喜んでくれて本当に良かった!緊張と期待とが入り混じった一日になりましたが今は、ほっとしています。」とお話を伺ったPTA副会長さんがおっしゃっていました。また、「地域住民のみなさんを始め、姉崎消防署、市原市消防団姉崎支団のみなさん、親父の会のみなさんなどたくさんの方の協力により実現できました。」と教頭先生もおっしゃっていました。
午前中の授業参観から始まり、バザー・ドローン撮影・花火大会。そして家に無事にたどり着くまでが大切と帰宅時間を決めて開催した素敵なプロジェクトは、生徒たちの心に焼き付き一生忘れられない思い出になったことでしょう。
花火が終わり、生徒たちが「ありがとうございます」と口々に感謝の挨拶をして帰るという心温まるエピソードに打ち上げ花火を通して心と心の触れ合いを学べる最高の授業なのでは?と深く感動した筆者でした。このプロジェクトは姉崎中学校で行われ、「姉中花火~姉中生にエールを~」という思いが込められていましたが、子をもつ親御さんの思いはみんな一緒で、こんな時代に頑張っている子供たちみんなにもエールを送りたいですね!
*花火関係者様、情報提供を頂き、ありがとうございました。
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