【市原市】先人の残した習わしを重んじながら心を打つ太鼓で地元をもりあげる若者たちの心意気!!牛久八坂まつりがすごい!!

牛久駅
小湊鉄道牛久駅。レトロな駅にレトロな列車。駅前には観光案内があります。
牛久駅観光案内図
イベントのお知らせ八坂祭のポスター、左「C」牛久八坂祭・牛久ばやし(市指定文化財)では笛太鼓を乗せた山車の写真と説明が書いてあります。~江戸時代から続く八坂神社の祭礼で、毎年7月下旬の金曜日と土曜日の夜に開催されます。牛久の上宿・中宿・下宿の3町の山車の上では、子供たちが市原市の無形文化財である「牛久ばやし」を演奏します。商店街には露天が立ち並び、夜遅くまで賑わう伝統行事です。上総牛久駅から約徒歩5分。~とあります。
観光案内の隣には牛久の地図があり牛久祭の行われる場所が「C」のマークらしいです。
案内図
駅舎の方に聞いてみると「目の前の深山さんに聞いたらいいよ!」と深山文具店さんを教えてくださいました。
深山文具店
深山さんのお話によると、牛久駅を背にまっすぐ進むとT字路の信号があります。
牛久商店街信号
この信号のある通りがお祭が行われる牛久商店街だそうです。
牛久商店街
この商店街の真ん中辺りに仲町(なかちょう)があり右に下町(しもちょう)、左に上町(かみちょう)があります。それぞれに山車がありますが、真ん中の仲町が初日に上町とたたき合い、二日目に下町とたたき合いが古くからの習わしだったとのこと。このたたき合いを「喧嘩太鼓」というそうですが、上町が仲町を跳び越して下町にたたき合いを挑むことがなかったのは町跨ぎ(ちょうまたぎ)をすると農作物の不作や悪い災いなどが起きるという古くからの言い伝えを守ってきたからだそう。簡単に書くとこんな感じ。
町跨ぎ
どこのお祭もそうですが、お神輿なども担ぎ手が不足して小規模になって行くなか、立ち上がったのは幼少の頃から太鼓をたたくのが当たり前だったという地元若者たちです。少子化の問題で子供たちが減ったり、塾や習い事で忙しく地元の子ども会も減っています。牛久もそれに外れているわけではなく、昔はNGだった女性の参加を可能したり、太鼓をたたきたい子どもさんを他の町からも迎え入れたり、改革を町ぐるみで続けてきました。今回は、これからの存続を守りたいという若者たちの熱い思いを、町の先輩たちが「それならやってみろ!」と背中を押してくれて「3町叩き合い」が初めて実現したそうです。そんなお祭を支える若者たちの練習場所を、深山さんより伺い取材に行ってみました。
小湊線脇にある牛久仲町会館は探さなくてもお囃子の音ですぐにわかりました。
牛久仲町会館
こちらでは仲町の子供たちが稽古をしていました。
お囃子稽古
カメラを向けても、誰一人気にすることもない集中力にビックリしました。真剣に太鼓や古いタイヤを叩いています。
仲町若頭のお二人にお話しを伺いました!
仲町若頭
お二人とも地元で小さい頃から太鼓が大好き!自分たちが教えてもらったことを、同じように子供たちにも伝えて行きたい。「何よりも江戸時代からの音を守る使命をまっとうしたい」と奮闘するお二人は上町や下町のとも交流を深めながら本番に向けて士気を高めている最中!!
「各町の音の違いもぜひ堪能してほしい」と意気込みを語ってくれました。町の先輩たちの言葉も大切に守り、町跨ぎをする為のお払いの儀や町跨ぎをする前には「きちんと礼を正す」としっかりとした口調で語っていました。

7月26日(金)午後6時~午後10時 (喧嘩太鼓小中学生 午後9時より)
7月27日(土)午後5時~午後10時 (喧嘩太鼓おとな  午後9時より)
牛久商店街周辺

当日の道路規制はこちら。
道路規制
そして無料駐車場として297号沿いにあるT-MARTさんなど無料で停められる駐車場も用意してくれるそうです!
駐車場提供
取材している間いっぱい休むことなく叩き続けていた太鼓の音は、稽古場を去ったあともずっと鳴り続けていました。
練習場所
牛久魂のぶつかり合い喧嘩太鼓2日間の熱い夜をぜひ体験してみてください!
牛久で有名な創業明治30年の吾妻堂さんには、八坂祭にピッタリな牛久饅頭もありますよ~!
牛久饅頭

牛久八坂祭が行われるのはこの辺りです↓


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