【市原市】水道・電気・食料・物資・次の課題は?今、そして、これから私たちが行うことは?

全国からの支援で、徐々に復旧が進む中、これから私たちは何をするべきなのか?
まだ、停電、断水が続いている地域の方は、先ずはご自分やご家族の身を守ること、命を守ることが最優先です。市原市の職員の方々が、安否確認をしつつ、広報いちはらの号外を配布してくださっているようです。

お困りごとがありましたら、市原市役所や下の災害ボランティアセンターにご連絡を!!電話が不通の場合もあると思います。ご近所で携帯電話をお持ちも方、ぜひご協力お願いします。ご近所で声を掛け合い、体調の確認も確認し合うことが大切ですね!
困りごと相談

電気も水もライフラインの確保の為に全国の方が、支援してくださって昼夜活動を行ってくださっていますよ!

千葉県お役立ちマップ

市原市・緊急災害サイトこちら

千葉県防災ポータルサイトこちら

そして、停電も断水も復旧したけど家屋や物置などの損害でお困りの方。(申請等は市役所へ)
今回は、市原市海士有木のご実家で車3台を巻きこんだ建物の損壊で、途方にくれていたKさんが、なんとか復興の目処がつくまでのご自身の体験を「他にも同じように困っている方の参考になれば」とお申し出頂きましたのでご紹介いたします。

9月11日 23:59 [ご自身のSNSにて状況を発信]
ご自身の家も停電が続く中、携帯を含めたネット環境の悪さと、食料を買い求める渋滞のひどさ。それに加えてKさんにはこんな事情がありました。
「妻の実家がかなりの被害を受け、復旧作業に追われておりますが、解体業者に連絡するも市役所や学校など公共の施設が優先されるとの事。昨日は職場に休みをもらい、瓦礫の撤去などを行うも、かなりの暑さの中での作業は肉体的にかなり辛いです」「いま1番欲しいものは電気!電気が欲しい!」
この投稿をみたご友人たちは、励ましや支援を申し出ていますが、なかなか思うようにことが進んでいきません。

建物破壊

(Kさんより)

9月12日 6:59 [SNSにて電気復旧の発信]
おはようございます 電気、復旧しました!
ご友人に報告。仲間の言葉に元気をもらった様子。
台風後、倒壊した古家の屋根に登り、瓦を手作業で撤去し、重機で何とか車を取り出すも、2台の車が廃車に。作業が思ったように進みません。

廃車される車

(Kさんより)

そこで、Kさんは2013年にSNSで誕生し、地元のみなさんと情報交換をしたり交流を深め地域の活性化に務め、現在4600名以上のメンバーを持つグループ「市原交流会」のFB(フェイスブック)サイトに投稿をあげました。

9月14日 10:22[SNSにて市原交流会へ投稿]

「初めて投稿させて頂きます。
皆様の知恵をお貸しください。

台風直撃から6日目ですが、海士有木に住む妻の実家は写真のようにまだ瓦礫の山となっております。

木材や割れたガラス、瓦などが大量でとても高齢の義父と私だけでは処理しきれません。

質問①
このような瓦礫はどこに処理すればよいのでしょうか?

質問②
マンパワーを求め、市の社会福祉協議会の災害ボランティアセンターに電話したのですが、依頼が殺到しており、確認には来るがすぐに対処できないとのことでした。どうにかしてボランティアの人手を確保する方法はありませんでしょうか?」

この投稿に、メンバーのみなさんがシェアしたことで、遠く離れた広島での豪雨災害経験者の方を始め、様々な方から適切なアドバイスをもらうことができ、安全に個人の力だけでは出来ないことを克服していったそうです。
Kさんは「まずは、市原市市原市社会福祉協議会災害ボランティアセンターに連絡するとよいと思います。」と語ります。(市原市交流会に投稿したあとの社会福祉協議会の対応は迅速だったとのこと。)
災害ボランティアセンター
社会福祉協議会を通して来てくれたボランティアのみなさんも多数いたそうですが、一時は人手があってもノコギリやリヤカーなどの工具、道具が不足するという事態もあったので、状況を伝える時には道具がないことも伝えた方が間違いがないようです。

瓦礫の山

(kさんより)

この瓦礫の山。運ぶにしてもこのままでは無理です。人手だけがあっても難しい問題は多々あるようです。
それでも、翌日15日にはたくさんのボランティアさん、ご近所さん、ご友人をはじめ、ご友人からの発信で市民サッカークラブVonds市原の選手のみなさんも駆けつけ、随分と片付いてきていました。
瓦礫片付け
「SNSを発信してからの数々のサポート。災害時SNSの絶大な効果。そしてボランティアさん達には感謝しかありません。実家が南房総だったり、身内の住む地域の復旧がまだの方たちの支援には胸を打たれます。そして、ボランティアに登録してくださっているみなさん、本当にありがたいです。」とKさん。
Kさんが投稿した「市原交流会」さんは、市原市も公認で市原青年会議所ボランティア支援の窓口にもなっており、台風発生時から地元の人にしかわからない情報を交流したり、励ましあってきたすばらしいグループです。

また、市原市社会福祉協議会さんもここでボランティア支援、要請を呼びかけています。
市原市社会福祉協議会ホームページ

ただ、今のところ屋根の補修など高いところの作業であったり、専門的な知識を持つ方の募集が多いようです。その他の作業については、人数が多すぎてもうまく回らないこともあるようですので、うまく振り分けて参加できたらと思います。ボランティアに参加したい方はネット環境も整っていると思いますので、うまくネットを活用し、災害ボランティアセンターの電話回線は、困っている方が通じやすいように協力することも必要ですね。
ボランティアの応募が溢れていることは、とてもすばらしいことだと思います。

広報いちはらの中で特に注意して頂きたいと思われる部分を抜粋してお知らせいたします。

注意してください!!

がけ崩れや電柱・樹木の倒壊などに注意 危険箇所には近寄らない!切れた電線に触らない!

悪質な修理業者に注意 契約書、見積もり書なく修理をし修理代金を請求する。

停電復旧時の火災に注意 家を離れて非難する際にはブレーカーを落とす。風雨などで濡れてしまった家電はコンセントを抜く。電気コンロなどスイッチが入ったままになっていないか確認。

交差点の通行に注意 点灯していない信号、正しく設置されていない信号機がまだ多数あるので注意。

空き巣被害に注意 非難時は貴重品も一緒に。ちょっとの間の留守でも鍵をかける。

 

停電・断水・通信・建物破損など残念ながら復旧には時間を要するようです。個人で出来ることには限りがありますね。専門家にお任せし、指示を仰ぐことも必要ですし、助けを求められたら手を差し伸べることも大切です。長丁場になった今、ひとりひとりが、復興しようという気持ちを持続していくことが、もっとも大切なのではないでしょうか?

*取材ご協力頂いたkさん、情報を頂いた愛香さんありがとうございました。

#がんばろう市原市 #がんばろう千葉県
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