【市原市】ちょっと気になる!? あちらこちらで行われている鉄塔工事は何のためか取材をしてみました。
「市原市で最近急速に建設されている鉄塔は何のために作っているのですか?」との読者様からの質問があり工事現場に行ってみました。
「ただ今、送電線鉄塔建替工事をしています」とのお知らせがあります。
別のお知らせの連絡先に問い合わせてみたところ、東京電力パワーグリッド株式会社さんでお話を伺えることになりました。
工事の目的
市原市を通過する五井火力線・北五井火力線は建設から55年経過しており、経年劣化による設備の老朽化が進んでおります。次世代につなぐ設備の安全性向上を目的に、五井ユナイテッドジェネレーション合同会社様が進めている五井火力発電所の取り換え工事に合わせ、リニューアル工事(北五井火力線は五井火力線に統合)を行うものです。
五井火力線とは臨海方面にある「五井火力発電所」から、内陸の荻作にある「房総変電所」に送電する線で1963年(昭和38年)に建設、38基の鉄塔があり、平均の鉄塔の高さは約50メートルということです。
北五井火力線とは、逆に「房総変電所」から臨海の工場地帯に送電する線で、昭和40年に建設、五井火力線より少し低い鉄塔で37基があります。この北五井火力線を現在建設中の赤と白の鉄塔に統合する工事を現在行っているということです。新しい鉄塔の平均高さは約85メートルということで今までより高くなります。
リニューアル後は赤と白の鉄塔のみで「五井火力線」と「北五井火力線」の送電をまかなうことになるそうです。
工事中も停電することなく作業が進められるそうなので、近隣の方も安心してください。全ての工事が完了する2025年(令和7年)2月20日頃までしばらく工事を見守っていきたいと思います。
*情報提供を頂きありがとうございます。
五井火力発電所はこちら↓
房総変電所はこちら↓