【市原市】新年号「令和」の典拠となった万葉集の歌碑が市原市にもあるんです！！

万葉遺跡　阿須波（あすわ）神社
ナビを頼りに出向いてみたものの、細い道の行き止まり。農作業をしていた地元の方に聞くと「この上だ」と指をさされました。さっき過ぎてきた道を戻ると…どうやらこの道らしいです。到底、車では無理です。

上っていくと…あれ？行き止まり？

セメントの部分はどう見てもお家の敷地内の駐車場になっています。でもその先にはお社の屋根も見えています。失礼して通らせて頂きました。（車があるということは、反対側からのアプローチも出来たんですね！）

確かにあっています。鳥居も見えてきました。桜がとてもきれいです。

想像していた神社とは違いとてもかわいらしいたたずまいです。

拝礼をし左手にある石碑を拝見しました。

「庭中（にわなか）の阿須波の神に小柴さし吾（あれ）は斎（いは）はむ帰り来までに」
帳丁若麻続部諸人（ちょうのよぼろわかおみべもろひと）

調べてみたところ、「庭の阿須波の神さまに、小枝を上げて、無事に帰って来られるようお祈りしましょう」という意味のようです。阿須波の神さまは土地を守る神さまとされているそうです。この市原台地の端にある場所に社を置き、旅に出る人々は無事を祈り、帰郷すればお礼参りをした場所のようです。社の裏からは遠く大地が広がるさまを見ることができます。

新年号「令和」をきっかけに万葉の旅はいかかでしょう？まずは、阿須波神社で旅の無事をお願いしてみてはいかがですか？

万葉の雰囲気が味わえるひっそりたたずむ阿須波神社はこちら↓