【市原市】一本桜の物語「大俵桜(おおびょうさくら)」今年も大勢の人々の心を動かす!
樹齢推定150年の山桜の木が、市原市の里山で8年ほど前に発見されました。その名は大俵(おおびょう)の一本桜です。
その、素敵な物語が秘められている、里山の一本桜を訪ねてみました。平成23年に発見されて、平成25年にデビューした山サクラの大俵桜はすでにナビに入れても出てくる市原の名所になっているようですが、実際に車を走らせてみるとなかなか辿りつけません。心細げに細い道を進んで行くと、通りすがりの方が親切にいろいろと教えてくださいました。
「片又木公民館の鎖が空いていたらそこに車を停めて歩くと10分くらいですよ駐車場でしたらぐるっと回らないと…」と説明してくれました。
確かに表示がありました!
しかし…駐車場も調べてみたいので教えてもらった方向へ進むと片又木のトンネル脇に出ました。帝京大学ちば総合医療センターから続く片又木のトンネル出口付近です。
そこにも手書きの地図がありました。
この道は大学病院通り
畑で作業をしていた方が、ここでも親切に教えてくださったので144号房総姉崎線まで出て、近くの駐車場まで行くことにしました。
教えられた通り小学校の手押し信号の道を右折するとくねくねした坂道をあがり、しばらく行くと看板がありました。
車が何台も停まっています。
マップに駐車場表記を残してしまいましたが、こちらも小鷹神社さんのご好意で使用させてくださっているものかと思います。
さて、あとは看板どおりに進んで行きます。
これまで見た中で一番大きな看板にほっと一安心。
近くには会社の寮もあり山の中という感じではありませんでしたが寮の裏手に入ると景色が一変しました。
舗道もなくなりました。そして看板。
どうやらもうすぐみたいです。いくつかの看板を見ながら一本道を歩いていくと畑の先に桜が見えてきました。近づいてみます。
きれいです。しかし違ったようです。
とうとう残り100メートル。この先にも10台ほど停められる駐車場がありましたが、桜の見ごろの日は車両通行止めにするらしく、また、わくわくしながら探索するには、やはり先ほどの駐車場がいいと思いました。何台か車にすれ違いましたが、その度に歩行者が避け砂埃も舞うのです。そのうち道は竹林を過ぎ一本道の奥に…とうとうその姿を現しました!
うわぁ~!!!すご~い!!
菜の花と紫ハナダイコンの花に囲まれてとても力強く、そしてはかなげな趣にただただ感動です。
この奥には樹齢推定450年の椎の木があったり、その後に発見された大俵桜の姉妹桜も見れたりします。でも、いちばんびっくりしたのはこのようにすてきな桜との出会いをしてくださったみなさん。そしてずっと守ってくださっているボランティアのみなさんのお力です。それは、仕事とか義務とかとは違うもっと大切なもの。筆者がこの桜に辿りつくまで、丁寧に道案内をしてくださったみなさんのように、大俵桜を愛している地元のみなさんの、心意気だと思いました。「今年は塩害のせいで少し花のつきが良くない」とボランティアの方がおっしゃていましたが充分すばらしかったですよ!来年もまた行きたいと思う大俵桜でした。
みなさんも市原の里山にぜひ大俵桜を見に行ってみてください!そして応援お願いいたします。
大俵桜(おおびょうさくら)の場所はこちらです↓
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