【市原市】全国初の「最新鋭はたらくくるまハイパー!」が市原市八幡消防署に!!4種のAIロボット積載車『スクラム・フォース』にせまる!!
市原市の産業は、京葉工業地帯と言われる、日本最大規模の石油化学コンビナート群がある臨海地域と北部の工業、商業の発展した地域、そして南部の田園地帯とがありバランスの取れた産業構成で成り立っている市です。
その臨海地区の石油コンビナート等での特殊な災害発生時に、消防隊員に代わり偵察や監視、放水等を行ってくれるAIロボット4種と中枢になる指令システムを積載した車両がスクラムフォースです。
4種のAIロボットは車体横後方の、スクラムフォース部隊を象徴するシンボルマークをみるとよくわかります。
みんなを守る盾の中にスクラムフォースの頭文字SとF。
左上の羽のマークは、飛行型偵察・監視ロボット 「スカイアイ」
右上望遠鏡のマークは、走行型偵察・監視ロボット 【ランド・アイ」
左下のしずくのマークは、放水砲ロボット 「ウォーター・キャノン」
右下のホースのうずまきマークは、ホース延長ロボット 「タフ・リーラー」
4種のロボットはこのように収納されています。
スクラムフォース車は前輪2本、後輪8本のタイヤで下回りを固め、もしもの時には現場にかけつけ、車両後ろからロボットを降ろします。
おろした後は、その車両自体が、指令システムになり各ロボットからのデーターを瞬時に解析し、消防隊員に最適な消防活動を提案してくれるそうです!スゴイな!!カッコイイな!!スクラムフォース!!
今回はスクラムフォースをご紹介しましたが、2015年にやはり全国初でお披露目された、エネルギー・産業基盤災害即応部隊「ドラゴンハイパー・コマンドユニット」「指揮支援車」などハイパー消防車が市原市を守ってくれています。
「火事と喧嘩は江戸の華」」などという言葉がありますが、十八世紀から十九世紀にかけて、町火消しと呼ばれていた火消し達が、自分の身を守るために、刺子(さしこ)などの丈夫な素材が多く使用されていたそうです。現在の防火衣の始まりですね!市原市消防局の玄関に説明書きがありました。
スクラムフォースのロボットも銀色の耐熱シートに身をくるみ、タイヤや車体を守るために自らに放水しながら現場に向かうそうです。
大規模火災…起こらない方がいいに決まっています。それでも、もしもを予測し装備や訓練を重ねることは大切だと思います。
お話しを聞かせていただいた八幡消防署の玄関に咲くラベンダーが、自然と人との係わり合いや、弱いものを守る意識の大切さを教えてくれたような気がしました。
市原市では普段から火災や地震、風水害など大規模災害に備え、地域密着型の防災対策に備えています。その橋渡しになってくれる消防団員を募集しているとのことです。女性は主に救命救急などの指導員として、男性は災害時の地域への警戒や避難誘導などの訓練など、町会の行事、イベントに参加することで密接な連携の取れる体制作りを目指します。訓練をすることが、自分やご家族を守ることになるのですね!
ぜひ、こちらから募集要項をごらんください。
また、第52回市原市消防操法大会も6月16日(日)に開催されますのでスクラムフォースと各支団の様子をごらんいただけます!
今回取材ご協力頂いたハイパー消防車がある八幡消防署はこちらです↓
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