【市原市】記念日にも♡モノづくりの工房「カウントレスリバー」さんでシルバーリング体験コースを見学してきたよ～！

（写真提供　読者様）

「市原市姉崎にカウントレスリバーという体験工房があって、面白いです。」という情報と素敵なお写真を頂きました。調べてみると「レザー」と「シルバー」の体験工房のようです。

2024年2月に入り出かけてきました。店頭には「coffee」と「本格的シルバーリング作りませんか？」の看板。窓からはポップな絵がのぞいています。

1階は作品の展示販売とギャラリーのように絵がたくさん飾られていました。オーナーの佐藤さんは、学生時代にテキサスに留学した経験があり、そこで出会った革のブーツに一目ぼれし、革製品の美しさに魅了されていったとか。あこがれから独学で製作や研究を重ねて、2005年には「TRAD-BISON（トラッドバイソン）」という革製品ブランドを立ち上げたそうです。

（画像提供　カウントレスリバー様）

当時、革は問屋さんで素晴らしい物が手に入りましたが、その革を活かす金具が日本では手に入らずイタリアやドイツから輸入代行し、現在のレベルまで水準を上げる先駆けとして貢献してきたそうですよ。一人でも多くの職人さんや革好きのみなさんに伝えていこうと、インターネットの材料店とし輸入金具専門の革材料店「Countless River（カウントレスリバー）」を設立したそうです。

その後、靴職人、木型職人さんの工房で5年間靴づくり、木型づくりを学び、更に彫金師の工房で彫金を本格的に学び2018年3月に実家のある姉崎に「Countless River （カウントレスリバー）　Leather & Silver」さんをオープン。自分の経験を活かして本格的な革製品と銀製品が作れる体験教室をスタートさせたそうです。

お話を伺いながら佐藤さんのお母様が淹れて下さった「珈琲」をいただきました。国分寺台の「香煎」さんが焙煎してくれた豆だそうでとっても美味しかったです。ほっとするのも束の間、そこにシルバー925リングを作る「シンプルコース」を体験予約のお客様が都内から来店されました。お客様の了承を得て体験の取材をさせていただくことになりました。

工房は2階でこちらから靴を脱いでスリッパに履き替えてあがります。

うわ～！　まさに工房と言う感じです。体験のお二人は机の下に荷物を入れて用意されていたエプロンを着用します。最初はリングの内側に入れる刻印作業から始まりました。

板状のシルバーを金具に固定してアルファベットや数字をかなづちで打ち付けていくのですが、最初は練習用の板で力加減を調節します。

「本番は想いを込めてくださいね！」と佐藤さん。お二人も真剣です。なんて文字を刻んだんでしょうね！

刻印が終わった棒状のシルバーの板を焼いて柔らかくしてサイズに合わせて輪っか状にします。

余分な箇所を切り落とす作業をしたら銀ロウ付けで指輪の形にします。

指輪の形になった後は、数種のやすりを使い内側、外側、角など手で磨いていきます。

手磨きでもきれいに輝いてきますが、機械でもみがきます。彼氏さんが頼もしいです！

そして、少し小さめに作ったリングを自分の指に合わせながら、かなづちで叩いて模様を付けていきます。

二人で作業した時間を含めてとっても想いのこもったとっておきの時間。約1時間40分でこんなに素敵なリングが出来ましたよ～！

上の写真に刻印されている「イチハラカバン」は、カウントレスリバーさんが2年前から始めた新ブランドです。シルバーリングの体験も同じですが、市原でこんなにクオリティー高い「モノづくり体験」が出来ることが素晴らしいですし、使うごとに手に馴染み美しさが増す革製品に付けられた「イチハラカバン」というブランドもちょっと自慢したいと思いました。

革製品に使う糸も、実際に手に取って色を確かめて購入出来るということで、姉崎に住むお客様が「ネットでない物があるし、灯台下暗しだわ～」と喜んでいらっしゃいました。体験のお客様も市外の方が断然多いということです。地元市原の私たちが知らないなんてもったいないですね～！　カフェ感覚コースでは、税込2,980円から30分から1時間での体験もあるそうなので、体験のあとの珈琲を楽しみにしながら参加してみてはいかがでしょうか？

革製品の修理やリングのサイズ直しなども相談に応じていただけるそうです。「お茶だけでも、見るだけでもお気軽にどうぞ～」とのことですよ！　定休日は水曜日で10：30くらいから17：00までオープンしているそうなので看板が出ていたらのぞいてみてください。Instagramにはいろいろな作品もアップされているのでチェックしてみてくださいね～！