【市原市】昭和のなごり?大多喜街道沿いにある『しあわせはし』のストーリーとは?
大多喜街道(国道297号線)の八幡交差点近くに川にかかる赤い太鼓橋がずっと気になっていました。あまり渡る人も見たことがないので、車で通り過ぎてしまうとわからないぐらいにこじんまりしています。「なんとなく絵になるなぁ~」なんて数年前に月と一緒に写真を撮ったりしていました。その名は『しあわせはし』と言います。
2021年10月、近所の家の方にお話を伺ってみました。インターホンで断られたり、不在のお宅が多い中一軒の家のご主人が、「前の建物の持ち主が作ったんだよ。本当はもう取り壊ししないといけんのだけどな…。」とだけ教えてくださいました。しかし、その後に取材に伺った「レストランピーターラビット」さんで、有力な情報を入手しました!
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橋の先にある建物は以前は「市原家具」という家具やさんだったそう。
橋が出来た昭和43年。日本は第2次ベビーブームと言われている時代がちょうど1971年(昭和46年)~1974年(昭和49年)でちょうど新婚さんが多かった時代です。テレビのバラエティー番組「新婚さんいらっしゃい!」も1971年1月に始まったことからするとドンピシャな新婚ブームと言えるのでは?この頃は、花嫁道具で家具をそろえて嫁ぐスタイルが断然多く、カップルで家具を買い求める方も多かったそうです。
そこで、家具やさんが考えたのがこの『しあわせはし』婚礼する二人の永遠の幸せを祈って作られたということです。もしかしたら、この橋の前で当時写真を撮ったりしていた新婚さんもいらっしゃるのでは?
そんな意味合いがあった『しあわせはし』未来に明るい夢を抱いて何組ものカップルやご家族が渡ったことでしょうね。
橋の上から眺める景色も当時とはずいぶんと変わったことでしょう。ノスタルジックな気持ちになりますね。
『しあわせはし』はこのあたりです↓